サドルの正しい位置に座った後、踵でペダルの中軸を踏んで、3時の位置にペダルが来た時に脛が地面と垂直な角度になるようにします。
垂直になった位置が理想的なサドルの前後位置になります。
試乗時に、個人の感覚や乗り方の習慣に合わせてサドルの前後を約1㎝内に微調整を行います。
ビンディングシューズをペダルに嵌めた際、脛の直線と膝の垂直線が交わる頂角はおよそ画像のようになります。
腰以下の調整箇所はここまででおおよそ完成です。
ステップ5が完了した後、身体を猫背のように丸め、肘を少し曲げ、両手はブラケットを握りやすい位置におけるようになります。
理想的な圧力分布は臀部90%:腕10%:脚0%と、主な重心を臀部になります。
これで全ての設定が完了です。
ブラケットを握った時に腕や肩にストレスがかかり過ぎたり、ライディング後すぐにしびれや痛みが出る場合は、リーチやステムが長すぎる恐れがあります。
この場合だと、サドルを前方に移動させる前に、ステムを必ず短い物へと交換しなければなりません。